Twitch のコメントを声で読み上げる方法

Twitch のコメントを VOICEVOX の声で読み上げて、配信にも乗せます。

最終更新

視聴者のコメントが、声になって配信に流れるようになります。ゲームや作業で手が離せないときも、耳でチャットを拾えます。

  • 4ステップ
  • OBS への追加はボタン1つ
  • 配信を始めなくても試せる
OBS の画面。ソース一覧に「StreamSpook 演出」が並び、音声ミキサーの同じ名前のメーターが緑に振れている
① OBS に置いた読み上げのソース ② コメントが読まれているあいだ、ここが振れます

必要なもの

  • StreamSpook(Windows 10 / 11 用の配信支援アプリ。Steam のストアページ)
    • Twitch とつないでおく — アプリを入れたときの最初の設定で済みます
    • OBS とつないでおく — 左メニューの「チュートリアル」にある「OBS と連携する」で済みます
  • OBS Studio(無料の配信ソフト。ダウンロードページから手に入ります)
  • VOICEVOX(無料の音声合成アプリ。読み上げの声はこれが作ります)

STEP 1 — 読み上げをオンにする

  1. 画面左のメニューの「配信ツール」の中にある「チャット読み上げ」を開きます。
  2. 「オーバーレイ」タブを開きます。
  3. 「読み上げをオンにする」をオンにします。
StreamSpook のチャット読み上げの画面。左メニューの「チャット読み上げ」と、「読み上げをオンにする」のスイッチに印が付いている
① 左メニューの「チャット読み上げ」 ② 「読み上げをオンにする」のスイッチを入れる

STEP 2 — ボタン1つで OBS に自動で追加する

同じ「オーバーレイ」タブの下の「読み上げ・通知音を OBS に出す」に「OBS に自動で追加」があります。OBS では、配信で映す画面のまとまりを「シーン」と呼びます。

  1. コメントを読み上げたいシーンを選びます(最初は、いま映しているシーンが選ばれています)。
  2. 「このシーンに追加」を押します。
  3. 「『(選んだシーンの名前)』に追加しました」と出れば、置けています。
「読み上げ・通知音を OBS に出す」のカード。シーンを選ぶ欄と「このシーンに追加」ボタンに印が付いている
① 読み上げたいシーンを選ぶ ② 「このシーンに追加」を押す

置いたものは音を出すためのもので、配信画面には何も映りません。

OBS とまだつないでいないときは

左メニューの「チュートリアル」にある「OBS と連携する」を先に済ませてください。つないだあとは、上のボタンから追加できます。

STEP 3 — 読み上げる声を選ぶ

  1. 「音声設定」タブを開きます。
  2. 「話者(キャラクター)」から、読み上げに使う声を選びます。

一覧が空のときは、VOICEVOX が起動しているのを確かめてから「一覧を更新」を押します。

StreamSpook の音声設定タブ。「音声設定」タブと、「話者(キャラクター)」の欄に印が付いている
① 「音声設定」タブ ② この中から声を選ぶ

STEP 4 — 声が出るか確かめる

  1. 「試してみる」の中の「読み上げをテスト」を押します。
  2. OBS に置いたソースからテストの声が聞こえれば、完成です。
StreamSpook の「試してみる」の枠。「読み上げをテスト」ボタンに印が付いている
① 「読み上げをテスト」を押す

うまく動かない場合

テストを押しても声が聞こえない

上から順に見ます。

  1. VOICEVOX が起動しているか。 閉じていると声を作れません
  2. OBS が起動しているか
  3. OBS 側で、置いたソースがミュートになっていないか

テストでは声が出るのに、本物のコメントが読まれない

「オーバーレイ」タブに「Twitchの追加の許可が必要です」と出ていたら、同じところの「Twitchで許可し直す」を押します(テストの声は、この許可が無くても鳴ります)。

上を全部見ても、自分には聞こえない

配信には乗っているのに、自分の耳にだけ届いていないことがあります。

まず、OBS の「ファイル」メニューの「設定」を開いて、左に並ぶ「音声」を選びます。下のほうにある「モニタリングデバイス」で、自分が聞くための機器を選びます。

そのあと、OBS の音声ミキサーにある歯車から「オーディオの詳細プロパティ」を開いて、このソースの「音声モニタリング」を「モニタリング有効」にしてください。

コメントが読まれないまま、どんどん溜まる

「テキスト」タブの「読み上げる量」にある「待たせるコメントの上限」を下げます。超えたぶんは、古いものから読まずに捨てられます。

いま待っているぶんをまとめて消すなら、「試してみる」の「待っているコメントを消す」を押します。元には戻せません。

片方のシーンにしか声が出ない

STEP 2 で選んだシーンにしか置かれていません。声を出したいシーンを選び直して、「このシーンにも追加」を押します。

一部のコメントだけ読まれない

読まない設定に当たっていないかを見ます。

  • 「テキスト」タブ — 「!」や「/」で始まるコメントと、URL を含むコメントを読み上げない設定。どちらも最初からオンです
  • 「除外ユーザー」タブ — 読み上げから外す人と、含まれていたら読み上げないワード

もっとこだわりたいとき

声の速さや高さを変える

「音声設定」タブの「音声パラメータ」にあります。動かしたら、同じカードの右上にある「試聴」で聞き直せます。ここで鳴るのは StreamSpook の中の音だけで、配信には乗りません。

気になったら動かすところ
早口に聞こえる話速を下げる
声が高い・低い音高を動かす
平坦に聞こえる抑揚を上げる
ゲームの音に埋もれる・逆にうるさい音量を動かす

名前も一緒に読ませる

「テキスト」タブの「読み上げフォーマット」で、読み上げる文の形を決められます。最初はコメントの本文だけですが、「ユーザー名付き(日本語)」を選ぶと「○○さん、こんにちは」の形になります。選んだ形は、その場で下に出ます。

読み間違える名前を直す

「辞書」タブで「変換前 → 変換後」の組を登録すると、その読み方に変わります。「変換後」を空欄にすると、その単語は読み上げません。

VOICEVOX を毎回自分で起動しなくてよくする

「音声設定」タブの下にある「VOICEVOX 接続」で「自動検出」を押すと、VOICEVOX がどこにあるかを自動で探します。見つからないときは「参照...」から選びます。

場所が入っていれば「StreamSpook と一緒に起動する」をオンにできて、次からは StreamSpook を開くだけで VOICEVOX も立ち上がります。

配信前のチェック

この3つだけ見ておきます。

  1. VOICEVOX が起動しているか
  2. StreamSpook が起動しているか
  3. 「読み上げをテスト」を押して、声が聞こえるか

配信のあいだも、上の2つは開いたままにします。

StreamSpook — 配信の便利ツールを、1つのアプリに

コメント表示、読み上げ、字幕、演出の設定から、配信中の音割れや無言のお知らせ、終わったあとの振り返りまで、アプリを切り替えずに使えます。Windows 10 / 11 で OBS といっしょに動く、配信者向けのデスクトップアプリです。Steam で発売中です。